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昔の遊び そのM 缶けり

缶ひとつで数人の子供があそぶ!

簡単な遊びに缶けりがあった。
当時多くの人が食べ、うまくて人気のあったのがまぐろフレークの缶詰だった。
缶詰を食べた後、中を洗って遊んだが、缶けりの高さには丁度手ごろでした。
小さな広場の真ん中に缶を伏せておく。ジャンケンで一番負けた子が鬼になる。
鬼は缶の上に足を載せて、目をつむり、声を出して数える。
100くらい(たぶん)数えたら、木の陰、家の軒下、石垣の陰など子どもが居そうな所を捜しに行く。
見つけると「○○さん見つけた。○○さんの缶」と言って缶を踏む。
順次、みんなを捜すのだが、鬼が捜しに行ったスキをみはからって、隠れていた子が
出てきて缶を蹴飛ばし逃げる。この時、既に見つかっていた子も解かれ、ゲームは振り出しに戻る。
途中で缶が倒れた時もゲームは最初から始める。
鬼は蹴られた缶を拾ってきて「初めの缶」(たぶんこう呼んだのでは)と言って足で缶を叩く。
こうして、最後の子が見つかるまで鬼は捜すのです。
小さな子は一生懸命捜しているうちに、足の速い子やすばしこい子に缶をいつもけられた。
そして、泣く泣く初めからゲーム始めるのですが、大きな子は攻撃の手を緩めなかった。
隠れているうちに寝ていってしまったこと、ゲーム外の大人が「○○はここにいるぞ」
と教えたりすることもあった。家に入って美味しい物をこっそりともらい、食べ、
中断することもあった。 カクレンボの「ぽこぺん」に似た遊びでした。
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